研究体制

奥村の研究室に過去所属するなど,問い(A),(B)に関連する継続的な共同研究を実施してきた交通需要分析の研究者(塚井・山口・神谷)を需要構造グループとする.
 また科研費プロジェクトなどの共同研究の実績を持つ交通計画の研究者に協力を仰ぎ供給性能グループ(地上:金子・大井,航空:花岡)を編成し,2つのグループで問い(C)の解決に取り組む.
 さらに奥村とともに東北大学で教育と学生指導に取り組んできた数理計画の研究者(林)に分担を依頼し,数理計画グループ(奥村・林)として問い(D)の解決に取り組む.
 加えて研究代表者がポスドク研究員を1名雇用し,プロジェクトの管理を分担させる.

 これらの研究組織全員が集まる勉強会を年に2回定期的に開催し,問題意識と進捗状況の共有化を図る.
 海外研究協力者として,アジア地域科学研究会(毎年)において意見交換を行う韓国地域学会会長のE.Kim教授,中国の幹線交通ネットワークを研究するカナダのZhang教授と香港工科大学のX. Fu教授,EU統合ネットワークを研究するブリュッセル研究所のF. Dobruszkes教授に協力を仰ぎ,1年目,3年目,5年目に行うシンポジウムに招聘して,研究計画と中間成果のレビューをいただき,本研究の成果の国際的な適用性を高める.

 2023年度より,東工大の杉下助教,埼玉大学の須ヶ間助教を新たに研究分担者に加えました.

 杉下助教は航空網を中心にネットワーク構造の解析・評価の研究実績があり,すでに昨年度から本科研費研究会に参加していただいています.

 須ヶ間助教は大都市圏郊外部のバス路線網を対象として,ネットワーク構造と運賃の同時最適化の研究を進めてきていました.やはり昨年度から研究会に出席しています.